野沢菜漬けの季節がやって来ました

野沢温泉の季節の風物詩

この仕事はかなり気合を入れて数日間かけて
下準備から収穫・漬けこみまで行います
我が家は、昔からの習慣で温泉で野沢菜を洗い、
木の桶に漬けこみます

木の桶は夏の間に隙間が出来ているので
 漬けこむ4.5日前には桶の中に水をため、隙間が
 ふさがるまで水をたっぷり溜め続けます

桶を出した後

水を含んで隙間が無くなった桶を漬けこむ
 場所に戻します

種から育てた野沢菜の収穫開始 天気も良く気持ちいい

野沢菜は、包丁を使って収穫します
 カブと茎のところを包丁で切り、その後カブを整えます

収穫した野沢菜は、7~8キロを1束にまとめ軽トラックで
 温泉のそばにあるお堂の中に運び入れます


翌日、朝5時から温泉で「お菜洗い」
 午後3時の終了近くまで茎を1本ずつ手洗いします
 年に1度だけなので、体が慣れていないので毎回体が痛くなります

 
この日は、NHKの人が来て取材を受けました
 温泉で洗って、木の桶に漬ける家が少なくなっているそうです
 木の桶の管理は大変なので、修理する職人さんがいなくなれば
 使うことが出来なくなります

洗った野沢菜を順番に桶に漬けこみます
 最初は、たっぷりの重しをのせ漬け物の沈み具合と
 水が上がるまでを管理していきます

水が上がるまで、重しを少しずつ軽くしながら
 調節していきます

 漬けこんで1日位で水が上がるので、
 さらに重しを軽くして、漬けた野沢菜が水から出ないように
 調整して、ふたをしで約1カ月。
 飴いろに変った本漬けの野沢菜が食卓に上ります
 寒の季節が1番美味しくなります

 炬燵・お茶・野沢菜漬け・みかん 冬の野沢の団らんの

 必需品ですね